ディーゼル車規制を始めとする八都県市の自動車排出ガスに対する数々の取組みにより、1都3県の大気汚染が改善されています。
SPMの環境基準を達成する地域は、ディーゼル車規制の実施により大幅に増加しました。また、平成16年度に実施した八都県市ディーゼル対策調査によると、自動車NOx・PM法の対策地域中、ディーゼル車規制を実施していない地域との比較で、SPM濃度の減少率に大きな効果がみられました。
ディーゼル車規制実施後、SPM環境基準をクリアする地域が大幅に拡大!
平成14年度(ディーゼル車規制・実施前)では、環境基準達成局は137局(測定局数283局、達成率48%)でしたが、規制実施後の平成16年度では、達成局数が278局(測定局数281局、達成率99%)と、大幅に改善されました。
平成14年度(ディーゼル車規制・実施前)では、環境基準達成局は19局(測定局数111局、達成率17%)でしたが、規制実施後の平成16年度では、達成局数が108局(測定局数114局、達成率95%)と、大幅に改善されました。
一般環境大気測定局(一般局):地域全体の大気の汚染状況を把握することを目的に設置されている測定局。(工業専用地域、道路沿道を除く)
自動車排出ガス測定局(自排局):自動車排出ガスによる大気汚染の影響を受けやすい交差点、道路、 道路端付近の大気の汚染状況を常時監視することを目的に設置さ れている測定局。(幹線道路の沿道等に設置)
ディーゼル車規制実施後、NO2環境基準達成状況が向上!
平成14年度(ディーゼル車規制・実施前)で、環境基準達成局は270局(測定局数277局、達成率97%)でしたが、規制実施後の平成16年度では、全局(測定局数278局)で環境基準を達成しました。
平成14年度(ディーゼル車規制・実施前)で、環境基準達成局は80局(測定局数121局、達成率66%)でしたが、規制実施後の平成16年度では、達成局数が93局(測定局数120局、達成率78%)と達成状況が向上しました。
ディーゼル車規制の前後で自動車による年間PM排出量が約40%減少
ディーゼル車規制の前後で自動車による年間NOx排出量が約20%減少